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五里霧中
「五里霧中」という言葉を聞いたことがありますか?
聞いたことがある方や使ったことがある方も多いと思いますが、大抵の方が「五里」「霧中」と誤解して覚えているのではないでしょうか?
「五里霧中」は正しくは「五里霧」「中」で構成された言葉で、中国の後漢時代の故事に由来する言葉です。
「 後漢書・張楷伝 」(ごかんしょ・ちょうかいでん)で、張楷 が道術を用いて五里四方に霧を起こして姿をくらませたという故事から来た言葉です。
ここでは「五里霧中」の意味や使い方についてわかりやすく解説していきます。
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五里霧中の意味
「五里霧中」は五里に渡る霧の中で方角が全くわからなくなってしまう状態をあらわしています。
そこから転じて、わかりやすく言うと「先々の方針や見込みが全く立たず困ってしまうこと。」またその状態を意味する言葉になりました。
就職氷河期と言われた時代。学生たちは「五里霧中」の心境だったでしょうね。
五里霧中の使い方・例文
- その事件は、迷宮入りを余儀なくされるほどの五里霧中だ。
- 売り上げの低迷により会社の進むべき道は、まさに五里霧中の状態だ。
- 打つ手がなく五里霧中の状態に陥る。
このような使い方をします。
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