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モラトリアム
「モラトリアム」という言葉を知っていますか?
本来は、金融の世界で使われる言葉ですが、現在では金融の世界だけではなくて、他のシーンでも使われる言葉になっています。
ここでは「モラトリアム」の意味と使い方について、わかりやすく解説していきます。
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モラトリアムの意味
「モラトリアム」は、本来、「法令により一定期間にわたり債務の支払いを猶予すること」です。
戦争や恐慌などの非常事態の際に、債務の履行が困難な時に実施されます。
日本では、関東大震災や1927年の世界恐慌の時に実施されました。
国際的には1931年、アメリカのフーパー大統領のフーパー・モラトリアムが有名です。
これはヨーロッパ諸国の戦争債務の支払いを1年間猶予したものでした。
「モラトリアム」の本来の意味である「支払い猶予」「債務の一時停止」の意味から転じて、青年期における社会的義務を一時的に猶予されている期間を「モラトリアム期間」と呼ぶようになりました。
わかりやすく言うと「モラトリアム」は「ある義務を一定期間の間、停止されている状態」を意味する言葉なのです。
モラトリアムの使い方・例文
- 世界恐慌の時にはインフレからモラトリアム発動となった。
- いつまでもモラトリアム人間を気取っているわけにはいかない。
- 学生時代というのは一種のモラトリアム期間と言ってもいいかもしれない。
このような使い方をします。
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