唯我独尊

「唯我独尊（ゆいがどくそん）」という四字熟語の意味をご存じですか？
「唯我独尊」は、お釈迦様が生まれた時に「天上天下唯我独尊」と唱えられたという故事に由来する言葉です。

ここでは、お釈迦様の言葉が現代ではどのように使われているのか、意味と使い方をわかりやすく解説していきます。

唯我独尊の意味

「唯我独尊」は、現代では「自分だけが偉いとうぬぼれること」「ひとりよがり」という意味で使われている言葉です。
しかし、本来仏教では、お釈迦様が身分制度を打ち破り、「全ての人は貴い使命を帯びてこの世に生まれた平等の存在である」と仰られた言葉であると説いています。
仏教用語では、全く反対の意味で使われているのですね。

唯我独尊の使い方・例文

• 唯我独尊であり常に自分のことを優先するわがままな人。
• 唯我独尊の私の上司は、常に自分の都合のいいように物事を解釈する。
• 宇宙にあって人類は、決して唯我独尊の存在ではない。
• 唯我独尊、私の差す手は間違っていないと確信する。

このような使い方をします。