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四面楚歌
「いやはや、四面楚歌だね」、こんな表現を聞いたことがありませんか?
「四面楚歌(しめんそか)」は、中国秦王朝末期から前漢の時代、漢の劉邦(りゅうほう)と楚の項羽(こうう)の故事に由来する言葉で、現代の日本でもある状況を言い表す言葉としてよく使われています。
ここでは、「四面楚歌」の意味と使い方をわかりやすく解説していきます。
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四面楚歌の意味
「四面楚歌」は「敵に囲まれて孤立無援の状態」という意味の言葉です。
漢の劉邦と中国の覇権を争っていた楚の項羽が、垓下(がいか=現在の安徽省宿州市)の砦を漢軍(劉邦軍)に包囲されます。
砦の四方から聞こえてくる楚の歌を聞き、「楚の人々は皆、漢に降ったのだ」と項羽が敗北を悟ったとされる故事から生まれた言葉です。
中国の長い歴史から生まれた言葉の中でも、よく使われる言葉です。
四面楚歌の使い方・例文
- 社長はもはや四面楚歌の状態だ。
- 野党と国民の反対で政府は四面楚歌に陥った。
- 四面楚歌の状況の中で彼らはよく戦った。
このような使い方をします。
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