カタルシスとは?意味と使い方をわかりやすく解説

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カタルシス

「カタルシス」という言葉を聞いたことがありますか?
ギリシャ語の 「katharsis 」がそのまま日本語になった言葉ですが、精神医療の世界や演劇・映画の世界でよく使われる言葉です。

ここでは「カタルシス」の意味や使い方についてわかりやすく解説していきます。

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カタルシスの意味

「カタルシス」のもともとのギリシャ語での意味は「浄化・排泄」をあらわす言葉でした。

例えば文学作品や演劇、映画などの作品世界に感情移入して、日常の抑圧された感情が解放されて、快感がもたらされる状態を言います。

もともとはアリストテレスが「詩学」で説いた 、「悲劇が観客の心に怖れと憐れみを呼び起こし感情を浄化する効果」をさす演劇学の用語 でした。

そこから精神医療の世界では 「抑圧されていた心理を意識化させ、鬱積(うっせき)した感情を除去することで症状を改善しようとする精神療法」 を指す用語になりました。

「カタルシス」をわかりやすく言うと「 不安や怒りなどの心の汚れや罪の意識などを取り除いて、精神を正しい状態に戻すこと 」を意味しています。

カタルシスの使い方・例文

  • 彼にとってその映画はカタルシスを与えてくれるものだった。
  • 精神医療の分野で用いられる治療法のひとつにカタルシス療法がある。
  • 敵国との開戦の報は国民にカタルシスをもたらした。

このような使い方をします。

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