さらにの意味とは?使い方・例文・類語との違いをわかりやすく解説

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さらにの意味

「さらに」とは「前の内容に何かを付け加えたり、程度・数量・状態をいっそう進めたりすることを表す言葉」のことです。

大きく分けると、「そのうえ」「加えて」という追加の意味と、「もっと」「いっそう」という程度を強める意味があります。たとえば「資料を確認し、さらに担当者に聞いた」は行動の追加、「さらに寒くなった」は寒さの程度が増したことを表します。

また、やや文章語的な用法として、否定を伴って「少しも」「まったく」という意味を表すこともあります。「さらに覚えがない」のような形ですが、現代の日常会話では「まったく覚えがない」と言うほうが自然です。

さらにの漢字表記

「さらに」は、漢字では一般に「更に」と書きます。ただし、現代の文章ではひらがなの「さらに」も広く使われます。新聞・公用文・ビジネス文書などでは、読みやすさを重視してひらがなで書かれることも多い言葉です。

「更」という字には、「あらためる」「新しくする」「そのうえに加わる」といった意味があります。そのため、「更に」は「前の状態に加えて、もう一段階進む」「改めて行う」という意味と結びつきます。

表記 使われ方
さらに 現代文で一般的。やわらかく読みやすい印象になる。 さらに詳しく説明する
更に 漢字を用いた表記。やや硬い文章や、意味をはっきり示したい文章で使われる。 更に検討を重ねる

意味は基本的に同じですが、迷う場合はひらがなの「さらに」を使うと自然です。

さらにをわかりやすく言うと

「さらに」をわかりやすく言うと、「それに加えて」「今よりもっと」「もう一段階」という意味です。前に述べた内容を終わりにせず、その上に別の内容を重ねるときに使います。

  • 情報を足すとき:そのうえ、加えて、また
  • 程度を強めるとき:もっと、いっそう、ますます
  • 行動を重ねるとき:もう一度、改めて、重ねて

たとえば「さらに安くなった」は「前よりもっと安くなった」という意味です。「さらに質問があります」は「今の話に加えて、別の質問もあります」という意味になります。

さらにの使い方

「さらに」は、日常会話でも文章でも使える便利な言葉です。特に説明文、ビジネス文書、案内文、スピーチなどで、内容を順序よく積み重ねるときに役立ちます。

内容を付け加える使い方

前に述べた事柄に、別の情報や条件を足すときに使います。「この店は駅から近い。さらに、夜遅くまで開いている」のように、利点や特徴を追加できます。

程度を強める使い方

状態や性質が、前よりも強くなることを表します。「さらに良くなる」「さらに難しくなる」「さらに増える」などの形でよく使われます。この場合は「もっと」「いっそう」に近い意味です。

もう一度・改めて行う使い方

同じ方向の行動を重ねる意味で使われることもあります。「さらに調査する」「さらに検討する」は、いまある調査や検討に加えて、もう一段深く行うという意味です。

否定を伴う使い方

「さらに〜ない」は、「少しも〜ない」「まったく〜ない」という意味で使われることがあります。ただし、この用法はやや古風・文章語的です。日常会話では「まったくない」「少しもない」のほうが自然な場合が多いです。

さらにを使った例文

  • 今日は朝から暑かったが、午後になるとさらに気温が上がった。
    「さらに」が、前の状態よりも程度が増したことを表しています。
  • 資料を確認し、さらに担当者にも詳しい話を聞いた。
    最初の行動に加えて、別の行動を重ねている使い方です。
  • このかばんは軽く、さらに丈夫なので通勤に使いやすい。
    利点を一つ挙げたあとに、もう一つの利点を付け加えています。
  • 説明を聞いて、問題の重要性がさらに明らかになった。
    理解や認識の度合いが、前より深まったことを示しています。
  • 一度は失敗したが、方法を変えてさらに挑戦することにした。
    「もう一度」「改めて」という方向の意味で使われています。
  • 雨だけでなく、さらに風まで強くなってきた。
    悪い状況に別の要素が加わり、状況が進んでいることを表しています。
  • 詳しい内容は後日知らせるとして、今日はさらに一点だけ確認したい。
    話題を追加して、もう一つ確認事項を出すときの表現です。
  • その件については、私にはさらに記憶がない。
    否定を伴い、「まったく記憶がない」という意味に近い、やや硬い言い方です。

さらにと「また」の違い

「さらに」と「また」は、どちらも情報を付け加えるときに使えます。ただし、「さらに」は前の内容の上にもう一段重ねる感じが強く、「また」は並列的に別の内容を添える感じが強い言葉です。

言葉 中心となる意味 ニュアンス
さらに 追加・進行・強化 前の内容に重ねて、もう一段進める感じがある。 さらに詳しく調べる
また 並列・追加・反復 別の内容を並べる感じが強い。繰り返しの意味にもなる。 また明日来る

「この店は安い。また、駅から近い」は、二つの特徴を並べて述べています。一方、「この店は安い。さらに、品質も良い」は、前の利点にもう一つの利点を重ねて、評価を強める響きがあります。

さらにの類語・言い換え表現

「さらに」は、文脈によって言い換えが変わります。追加の意味なのか、程度を強める意味なのかを見分けることが大切です。

類語・言い換え 意味・ニュアンス 使い方の例
そのうえ 前の内容に加えて、別の内容を足す。会話でも使いやすい。 安い。そのうえ、おいしい。
加えて 情報を追加する硬めの表現。説明文やビジネス文書に向く。 経験に加えて、知識も必要だ。
なお 補足情報を添える。主題を強く進めるより、注意や補足に向く。 なお、受付は午後五時までです。
もっと 程度を高める口語的な表現。 もっと詳しく知りたい。
いっそう 程度が前より強まることを表す。やや改まった響きがある。 いっそう努力する。
ますます 変化が続き、程度が増していく様子を表す。 人気がますます高まる。

はっきりした対義語はありません。文脈によっては、追加や強化とは逆の流れを表す「一方で」「しかし」、程度が下がることを表す「むしろ少なく」「かえって弱く」などが反対に近い働きをします。

さらにの英語表現

「さらに」は、英語では意味によって表現を使い分けます。情報を追加する場合は「furthermore」「moreover」「in addition」、程度を強める場合は「more」「even more」「further」などが近い表現です。

  • 情報の追加:furthermore, moreover, in addition
  • 程度の強化:more, even more, further
  • 改めて行う意味:again, anew
  • 否定を伴う意味:not at all

日本語の「さらに」は一語で複数の意味を担えるため、英語にするときは「追加なのか」「程度の強化なのか」を先に判断すると自然です。

さらにを使うときの注意点

「さらに」は便利な言葉ですが、使い方によっては文がくどくなったり、意味がぼやけたりします。

  • 「さらに加えて」は重なりやすい
    「さらに」と「加えて」はどちらも追加を表すため、通常はどちらか一つで足ります。強調として使うことはありますが、すっきり書くなら「さらに」または「加えて」にします。
  • 何と比べて「さらに」なのかを明確にする
    「さらに良い」とだけ書くと、何より良いのかが分かりにくい場合があります。「前回よりさらに良い」「従来品よりさらに軽い」のように、比較のもとを示すと伝わりやすくなります。
  • 文頭で使いすぎない
    説明文で「さらに、さらに」と続けると、単調な印象になります。「また」「一方で」「なお」など、内容に合う接続表現と使い分けると文章が整います。
  • 「さらに」と「さらなる」を混同しない
    「さらに」は動詞や形容詞を修飾する副詞です。「さらに努力する」は自然ですが、名詞を直接修飾する場合は「さらなる努力」のように「さらなる」を使います。
  • 否定を伴う用法はやや硬い
    「さらに覚えがない」は意味としては通じますが、日常会話では古風に聞こえることがあります。普通は「まったく覚えがない」「少しも知らない」のほうが自然です。

まとめ

「さらに」は、前の内容に何かを付け加えるときや、程度・数量・状態が前より進むことを表す言葉です。「そのうえ」「加えて」「もっと」「いっそう」などに言い換えられます。

漢字では「更に」と書けますが、現代ではひらがなの「さらに」も一般的です。「また」は内容を並べる響きが強いのに対し、「さらに」は前の内容に重ねて進める響きが強い点が違います。

文章で使うと、説明を論理的に積み重ねる効果があります。ただし、多用するとくどくなるため、文脈に応じて「また」「なお」「いっそう」などと使い分けると自然です。

関連語

  • 更に
  • さらなる
  • また
  • そのうえ
  • 加えて
  • なお
  • もっと
  • いっそう
  • ますます

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