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目次
就職の意味
「就職(しゅうしょく)」とは「職業に就き、会社や官公庁などで働く立場になること」を意味する言葉です。
一般には、学校を卒業した人が会社などで働き始める場合や、仕事を探していた人が新しい職を得る場合に使います。たとえば「大学卒業後に就職する」「地元の企業に就職した」のように用います。
「就職」は、単に一日だけ働くことではなく、ある程度継続して働く職を得るという意味合いを持ちます。そのため、日常会話だけでなく、学校、会社、行政、報道、履歴書などの文章でも広く使われる言葉です。
就職の読み方
「就職」の読み方は「しゅうしょく」です。
「就」は「つく」「ある状態になる」という意味を持ち、「職」は「仕事」「職業」を表します。つまり、字の組み合わせとしては「職に就く」という意味になります。
なお、「就職する」は「職に就く」とほぼ同じ意味ですが、「就職する」のほうが日常的でまとまった言い方です。「職に就く」はやや改まった文章や説明で使われることがあります。
就職をわかりやすく言うと
就職をわかりやすく言うと、「仕事を得て、働き始めること」です。
もう少し具体的に言えば、「会社や役所、団体、学校、病院などに採用され、そこで働く立場になること」を指します。新卒で初めて社会人になる場合にも、転職や再就職で新しい職場に入る場合にも使えます。
ただし、会話では「就職」というと、正社員などの安定した職に就く印象を伴うことが多くあります。アルバイトや短期の仕事を始める場合は、ふつう「アルバイトを始める」「仕事を始める」と言うほうが自然です。
就職の使い方
「就職」は、人が職を得る場面で使います。主に「就職する」「就職した」「就職が決まる」「就職先」「就職活動」のような形で用いられます。
日常会話では、進路や生活の変化を話すときによく使われます。たとえば「兄は来年、東京の会社に就職する」「就職が決まって安心した」のように、職を得る結果や予定を表します。
文章で使う場合は、やや客観的で落ち着いたニュアンスになります。「卒業後はメーカーに就職した」「就職支援を行う」のように、履歴、進路、制度、統計などを説明するときにも適しています。
よく使われる組み合わせには、次のようなものがあります。
- 就職する:職を得て働く立場になる。
- 就職が決まる:採用などにより、働く先が決定する。
- 就職先:働くことになった会社・団体・機関など。
- 就職活動:職を得るために企業研究、応募、面接などを行う活動。
- 就職難:職を得ることが難しい状況。
- 再就職:一度仕事を辞めた人などが、改めて職に就くこと。
就職を使った例文
- 兄は大学を卒業したあと、地元の銀行に就職した。
学校を出たあとに職を得たという、基本的な使い方です。 - 彼女は希望していた出版社への就職が決まり、家族に報告した。
採用が決まり、働く先が確定したことを表しています。 - 就職活動では、会社の名前だけでなく仕事内容もよく調べることが大切だ。
職を得るための活動全体を指す「就職活動」の例です。 - 父は退職後、経験を生かして別の会社に再就職した。
一度仕事を離れた人が、再び職に就く場合には「再就職」を使います。 - 就職先を決めるとき、通勤時間と働き方の両方を考えた。
働くことになる会社や機関を「就職先」と表しています。 - 彼は資格を取ってから、医療関係の職場に就職するつもりだ。
将来の予定として職に就くことを述べる使い方です。 - 不況の時期には、希望する分野への就職が難しくなることもある。
社会状況と職を得る難しさを結びつけて説明する文章表現です。 - 「就職したら一人暮らしを始めたい」と彼は話していた。
日常会話の中で、生活の区切りとして使われる例です。
就職と就業の違い
「就職」と混同されやすい言葉に「就業(しゅうぎょう)」があります。どちらも働くことに関係しますが、中心となる意味が異なります。
「就職」は、職を得て働く立場になることに重点があります。一方、「就業」は、実際に仕事に従事していること、または仕事を始めることに重点があります。
| 言葉 | 意味の中心 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 就職 | 職を得て、働く立場になること | 卒業後に会社へ就職する |
| 就業 | 実際に仕事をしていること、仕事を始めること | 午前九時に就業する/就業中は私語を控える |
たとえば、「来月から会社に就職する」は自然ですが、「来月から会社に就業する」はやや硬く、一般的な会話ではあまり使いません。反対に、「就業時間」「就業規則」のように、働いている時間や勤務上の決まりを表す場合は「就業」が適しています。
就職の類語・言い換え表現
「就職」には、場面によって近い意味で使える言葉があります。ただし、それぞれ重点やニュアンスが異なるため、完全に置き換えられるとは限りません。
| 表現 | 意味・ニュアンス |
|---|---|
| 職に就く | 「就職する」とほぼ同じ意味。やや改まった言い方。 |
| 仕事に就く | 職業や仕事を始めることを広く表す。口語でも使いやすい。 |
| 入社 | 会社に入ること。会社以外の役所や学校などには通常使わない。 |
| 採用される | 会社や団体に選ばれること。働き始める前の決定段階にも使える。 |
| 勤務する | ある職場で働いていること。「就職後」の状態を表すことが多い。 |
| 就労 | 働くことそのものを表す硬い語。制度や支援、福祉、行政文書でよく使われる。 |
「就職」と「入社」は特に混同されやすい言葉です。「就職」は職を得ること全般に使えますが、「入社」は会社という組織に入ることを表します。そのため、「市役所に入社した」よりも「市役所に就職した」「市役所に採用された」のほうが自然です。
反対に近い言葉としては、「退職」「離職」「失業」などがあります。ただし、どれも意味が少しずつ異なります。「退職」は勤めていた職をやめること、「離職」は職を離れること、「失業」は仕事を失って職がない状態を表します。文脈によって使い分ける必要があります。
就職を使うときの注意点
「就職」は便利な言葉ですが、使う場面によっては別の表現のほうが自然なことがあります。
まず、「就職」は職を得ることを表すため、単にその日だけ働く場合や一時的な手伝いにはあまり向きません。「週末だけ友人の店で就職する」では不自然で、「週末だけ友人の店で働く」「アルバイトをする」のほうが自然です。
次に、「内定」と「就職」は同じではありません。内定は、採用予定が決まった段階を表す言葉です。実際に働き始める前でも「就職が決まった」と言うことはありますが、厳密には「就職する予定が決まった」という意味になります。
また、「入社」との使い分けにも注意が必要です。会社に入る場合は「入社」も使えますが、公務員、学校、病院、研究機関、団体などでは「就職する」「採用される」「勤務する」を使うほうが自然です。
文章で使うときの「就職」は、人生の進路や社会的な立場の変化を表す、やや改まった響きがあります。くだけた会話では「仕事が決まった」「働き始めた」と言い換えると、自然でやわらかい表現になります。
まとめ
「就職(しゅうしょく)」は、職業に就き、会社や官公庁などで働く立場になることを意味する言葉です。新卒で働き始める場合にも、仕事を探していた人が新しい職を得る場合にも使えます。
わかりやすく言えば、「仕事を得て働き始めること」です。ただし、短期の手伝いや一時的なアルバイトには「就職」よりも「働く」「アルバイトを始める」などが自然な場合があります。
似た言葉の「就業」は、実際に仕事をしていることや仕事を始めることに重点があります。「入社」は会社に入ることを表すため、会社以外の職場には「就職する」「採用される」などを使うとよいでしょう。
関連語
- 就職活動
- 就職先
- 再就職
- 就業
- 就労
- 入社
- 採用
- 勤務
- 退職
- 離職
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