言動の意味とは?使い方・例文・類語との違いをわかりやすく解説

スポンサーリンク

言動の意味

「言動(げんどう)」とは「その人が口にする言葉と、実際にとる行い」を意味する言葉です。

「言」は言葉や発言を表し、「動」は動きや行動を表します。つまり、言動は「何を言ったか」と「何をしたか」の両方をまとめて指す語です。

たとえば、会議での発言、周囲への声かけ、約束を守る行動、相手への接し方などは、その人の言動として見られます。「彼の言動には責任感がある」と言えば、発言だけでなく行動にも責任感が表れている、という意味になります。

言動の読み方

「言動」の読み方は「げんどう」です。

「言」は音読みで「ゲン」、「動」は音読みで「ドウ」と読みます。「ことどう」「いいどう」などとは読まないため、文章で使うときも読み方に注意しましょう。

言動をわかりやすく言うと

言動をわかりやすく言うと、「その人の言っていることと、していること」です。

もう少しくだけて言えば、「口に出す言葉」と「実際のふるまい」を合わせた表現です。人を評価するときに、「言っている内容だけでなく、行動も含めて見る」という意味合いでよく使われます。

  • 言葉だけを見る場合:発言、言い方、話しぶり
  • 行いだけを見る場合:行動、ふるまい、態度
  • 両方をまとめて見る場合:言動

たとえば、「言動が一致している」は「言っていることと、実際にしていることが合っている」という意味です。反対に、「言動が矛盾している」は、発言と行動が食い違っている状態を表します。

言動の使い方

言動は、日常会話でも文章でも使える一般的な語です。ただし、少し改まった響きがあるため、友人同士のくだけた会話よりも、職場、学校、報告文、注意文、評価文などでよく使われます。

主に、人の振る舞いを観察したり、評価したり、注意したりするときに使います。よく見られる組み合わせには、次のようなものがあります。

  • 言動に注意する
  • 言動を慎む
  • 言動を改める
  • 不適切な言動
  • 軽率な言動
  • 責任ある言動
  • 言動が一致する
  • 言動が矛盾する

文章で使うときは、単に「話したこと」だけでなく、その人の態度や行動も含めた広い意味になります。そのため、「発言」と言うよりも、相手の全体的なふるまいを表したいときに適しています。

また、「言動」は中立的な語ですが、「軽率な言動」「問題のある言動」「言動に気をつける」のように、注意や批判の文脈で使われることも多い言葉です。一方で、「誠実な言動」「落ち着いた言動」のように、よい評価にも使えます。

言動を使った例文

  • 彼の言動には、周囲への思いやりが感じられる。
    言葉と行動の両方から、その人の人柄を評価している例です。
  • 会議中の不用意な言動が、相手に誤解を与えてしまった。
    職場などで、発言やふるまいが問題になる場面に使えます。
  • 子どもは大人の言動をよく見ている。
    言葉だけでなく、日ごろの行動も見られているという意味です。
  • 彼女は言動が一致しているので、周囲から信頼されている。
    言っていることと実際の行動が合っていることを表しています。
  • 軽率な言動は、人間関係を悪くする原因になることがある。
    注意を促す文章での使い方です。断定しすぎず、一般的な傾向として述べています。
  • 面接では、受け答えだけでなく、入室時からの言動も見られている。
    言葉遣い、態度、行動をまとめて表す例です。
  • 彼の穏やかな言動に、場の緊張が少し和らいだ。
    落ち着いた言葉やふるまいが周囲に影響したことを表しています。
  • リーダーには、責任ある言動が求められる。
    立場にふさわしい発言と行動の両方が必要だという意味です。

言動と行動の違い

「言動」と混同されやすい言葉に「行動」があります。どちらも人のふるまいに関係しますが、含まれる範囲が違います。

言葉 意味の中心 使い方の例
言動 言葉と行いの両方 責任ある言動、言動に注意する
行動 実際に何かをすること すぐに行動する、行動力がある

「行動」は、話した内容を含まず、実際に動いたり何かをしたりすることに重点があります。一方、「言動」は、発言も行動も含めて人のふるまい全体を見ます。

たとえば、「彼の行動を見て判断する」と言うと、主に実際の行いを見て判断する意味になります。「彼の言動を見て判断する」と言うと、発言内容や言い方も含めて判断する意味になります。

言動の類語・言い換え表現

言動は、文脈によっていくつかの言葉に言い換えられます。ただし、それぞれ意味の範囲やニュアンスが少しずつ異なります。

類語・言い換え 意味・ニュアンス
発言 口に出して言うこと。行動は含まない。
行動 実際に何かをすること。言葉よりも行いに重点がある。
振る舞い 人前での態度や動作。言葉を含む場合もあるが、態度の印象が中心。
態度 相手や物事に対して表れる姿勢。表情、口調、接し方などを含む。
言行 言うことと行うこと。「言動」と近いが、やや硬い表現。
言葉遣いと行い 意味をかみくだいた言い換え。説明文や子ども向けの文章で使いやすい。

特に「発言」との違いには注意が必要です。「発言」は言った内容だけを指しますが、「言動」は発言に加えて行動や態度まで含みます。そのため、「発言が不適切だった」は言葉の内容に焦点があり、「言動が不適切だった」は言葉とふるまい全体に問題があったという、より広い意味になります。

なお、「言動」に明確な一語の対義語はありません。反対に近い考え方としては、「沈黙」や「無言」などがありますが、これらは言葉を発しない状態を表すだけで、行動面まで含む「言動」の完全な反対語ではありません。

言動を使うときの注意点

言動を使うときは、意味の範囲を広げすぎないことが大切です。言動は、外から見たり聞いたりできる言葉や行いを表す語です。心の中で思っていることや、性格そのものを直接指す言葉ではありません。

たとえば、「彼の言動は親切だ」は自然ですが、「彼の言動は本当は悲しい」のように、内面の感情だけを表す使い方は不自然です。感情を表したい場合は、「表情」「様子」「態度」などの語を選ぶほうが自然です。

また、「言動」は人を評価する場面で使われやすい語です。そのため、「あなたの言動は問題です」のように言うと、相手を強く批判している印象になることがあります。文章や職場で使う場合は、「不適切と受け取られる可能性がある言動」「誤解を招きやすい言動」のように、必要に応じて表現をやわらげるとよいでしょう。

「言動する」という形は、一般的にはあまり使いません。「言動に注意する」「言動を慎む」「言動を改める」「言動が目立つ」のように、名詞として使うのが自然です。

まとめ

言動は、「その人が口にする言葉と、実際にとる行い」を表す言葉です。読み方は「げんどう」です。

「発言」は言葉だけ、「行動」は実際の行いだけに重点がありますが、「言動」はその両方をまとめて指します。人の信頼性、態度、ふるまいを述べるときに使いやすい表現です。

日常会話でも文章でも使えますが、やや改まった語であり、評価や注意の文脈で使われることも多くあります。「責任ある言動」「軽率な言動」「言動に注意する」など、前後の言葉によってよい意味にも悪い意味にもなります。

関連語

  • 発言
  • 行動
  • 振る舞い
  • 態度
  • 言行
  • 言葉遣い
  • 所作
  • 不適切な言動
  • 言動一致

スポンサーリンク