勤しむの意味とは?使い方・例文・類語との違いをわかりやすく解説

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勤しむの意味

「勤しむ(いそしむ)」とは「物事に熱心に取り組み、まじめに励むこと」を意味する言葉です。

勉強・仕事・研究・練習・創作など、何かをこつこつ続けている様子を表します。単に「する」というだけでなく、「熱心に」「誠実に」「日々努力して」というニュアンスを含みます。

たとえば「勉学に勤しむ」は、ただ勉強しているというより、目標に向かってまじめに学び続けている様子を表します。

勤しむの読み方

「勤しむ」は「いそしむ」と読みます。

「勤」は「勤務」「勤勉」などにも使われる漢字で、仕事や務めにまじめに向き合う意味合いを持ちます。「勤しむ」は一語として「いそしむ」と読むため、「つとしむ」などとは読まない点に注意が必要です。

勤しむをわかりやすく言うと

「勤しむ」をわかりやすく言うと、「一生懸命取り組む」「こつこつ励む」「熱心に続ける」という意味です。

日常的な表現に置き換えるなら、「勉強に勤しむ」は「勉強をがんばる」、「仕事に勤しむ」は「仕事に熱心に取り組む」と言えます。ただし、「勤しむ」は少し改まった、落ち着いた響きのある言葉です。

そのため、くだけた会話よりも、文章・あいさつ文・紹介文・少し丁寧な表現で使われることが多い言葉です。

勤しむの使い方

「勤しむ」は、多くの場合「名詞+に勤しむ」の形で使います。対象になるのは、ある程度続けて取り組む活動です。

  • 勉学に勤しむ
  • 仕事に勤しむ
  • 研究に勤しむ
  • 練習に勤しむ
  • 創作に勤しむ
  • 家事に勤しむ
  • 趣味に勤しむ

文章で使うと、「まじめに努力している」「地道に続けている」という印象が強まります。たとえば「彼は練習している」よりも、「彼は練習に勤しんでいる」のほうが、継続的で誠実な努力が感じられます。

一方で、会話の中で使うと少し硬く聞こえることがあります。親しい相手との日常会話では「頑張る」「一生懸命やる」「打ち込む」などのほうが自然な場合もあります。

勤しむを使った例文

「勤しむ」は、勉強や仕事だけでなく、趣味や日々の作業にも使えます。以下の例文で、使い方とニュアンスを確認しましょう。

  • 彼女は試験に向けて、毎晩遅くまで勉学に勤しんでいる。
    「勉学に勤しむ」は、まじめに勉強を続けている様子を表す定番の使い方です。
  • 祖父は退職後、畑仕事に勤しむ日々を楽しんでいる。
    仕事ではなくても、日々熱心に取り組む活動に使えます。
  • 新しい企画を成功させるため、チーム全員で準備に勤しんだ。
    仕事や共同作業に対して、力を合わせて熱心に取り組んだことを表しています。
  • 休日になると、彼は工房にこもって木工に勤しむ。
    趣味や創作活動にも使え、落ち着いた文章表現になります。
  • 若いころから研究に勤しんできた経験が、今の仕事にも生きている。
    長い期間にわたる継続的な努力を表す例です。
  • 雨の日は外出を控え、読書と整理整頓に勤しんだ。
    日常の行動にも使えますが、「熱心に取り組んだ」という少し改まった響きがあります。
  • 彼は成果を急がず、地道な練習に勤しんでいる。
    「地道な」と相性がよく、こつこつ努力する様子を自然に表せます。
  • 友人は「今日は家事に勤しむ日だ」と言って、朝から部屋を片づけていた。
    会話で使うと、少し上品または冗談めいた響きになることがあります。

勤しむと「励む」の違い

「勤しむ」と最も似ている言葉の一つが「励む」です。どちらも熱心に取り組む意味を持ちますが、響きや使われ方に少し違いがあります。

言葉 中心となるニュアンス 文体・印象
勤しむ ある活動にまじめに取り組み、こつこつ続ける やや文章語的で、落ち着いた印象 勉学に勤しむ
励む 目標に向かって力を尽くす 日常でも文章でも使いやすい 練習に励む

「励む」は広く使える一般的な表現です。「練習に励む」「仕事に励む」のように、目標へ向かう努力を表しやすい言葉です。

一方、「勤しむ」は努力の勢いよりも、日々まじめに取り組む態度や継続性が感じられます。文章を少し丁寧にしたいとき、人物の誠実さを表したいときに向いています。

勤しむの類語・言い換え表現

「勤しむ」は、文脈によっていくつかの言葉に言い換えられます。ただし、言い換えると響きや強調点が変わるため、場面に合わせて選ぶことが大切です。

類語・言い換え 意味・ニュアンス 使い分けの例
励む 目標に向かって一生懸命努力する 練習に励む
努力する 目的のために力を尽くす、最も一般的な表現 合格のために努力する
取り組む 課題や活動に向き合って行う 新しい仕事に取り組む
精を出す せっせと働く、作業に力を入れる 畑仕事に精を出す
打ち込む 強い関心や情熱を持って深く関わる 音楽に打ち込む
専念する ほかのことを控え、一つのことに集中する 研究に専念する
没頭する 我を忘れるほど集中する 読書に没頭する

「勤しむ」は、これらの中でも「まじめさ」「継続」「落ち着いた文章表現」を含みやすい言葉です。熱中の強さを言いたいなら「没頭する」、情熱を言いたいなら「打ち込む」、一般的に言いたいなら「努力する」や「励む」が自然です。

勤しむを使うときの注意点

「勤しむ」は便利な言葉ですが、形や文体を間違えると不自然に聞こえることがあります。

  • 基本は「〜に勤しむ」の形で使う
    「勉強を勤しむ」よりも「勉学に勤しむ」「勉強に励む」のほうが自然です。「勤しむ」は、活動を表す名詞に「に」を付けて使うのが一般的です。
  • 一瞬で終わる動作には合いにくい
    「ドアを開ける」「電話を一本かける」のような短い動作にはあまり向きません。ある程度続けて取り組む活動に使います。
  • 会話では少し硬く聞こえることがある
    友人同士の会話では「勉強を頑張っている」「仕事をしている」のほうが自然な場合があります。「勤しむ」は、文章や少し改まった場面で使うと収まりやすい表現です。
  • 「勤める」「務める」「努める」と混同しない
    「会社に勤める」は勤務すること、「司会を務める」は役割を果たすこと、「改善に努める」は努力することです。「勤しむ」は、熱心に取り組む様子を表します。
  • 望ましくない行為に使うと皮肉に聞こえることがある
    「遊びに勤しむ」「無駄遣いに勤しむ」のように使うと、文脈によっては冗談や皮肉の響きになります。まじめな文章では、対象との相性を考える必要があります。

反対に近い言葉としては、「怠ける」「怠る」「さぼる」などがあります。ただし、「勤しむ」に完全に一対一で対応する明確な対義語があるというより、「熱心に取り組まない」という意味で反対に近い表現です。

まとめ

「勤しむ(いそしむ)」は、物事に熱心に取り組み、まじめに励むことを表す言葉です。「勉学に勤しむ」「仕事に勤しむ」「練習に勤しむ」のように、主に「〜に勤しむ」の形で使います。

似た言葉の「励む」はより一般的で使いやすく、「勤しむ」はやや文章語的で、こつこつ続ける誠実な姿勢を表しやすい言葉です。日常会話では少し硬く聞こえることがあるため、文章の雰囲気や相手との関係に合わせて使い分けるとよいでしょう。

関連語

「勤しむ」とあわせて理解しておきたい関連語をまとめます。

  • 励む
  • 努力する
  • 取り組む
  • 精を出す
  • 打ち込む
  • 専念する
  • 没頭する
  • 勤勉
  • 勤める
  • 努める

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