についての意味とは?使い方・例文・類語との違いをわかりやすく解説

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についての意味

「について」は「人・物事・内容などを話題や判断の対象として示す言葉」です。

「環境問題について考える」「会議について説明する」のように、何をテーマにして話す・考える・調べるのかを示すときに使います。名詞や名詞句のあとに付き、「〜に関して」「〜のことを対象にして」と言い換えられます。

日常会話でも文章でもよく使われる、基本的で中立的な表現です。特に、説明・質問・報告・研究・意見など、ある事柄を取り上げる場面で多く用いられます。

についての漢字表記

「について」は現代ではひらがなで書くのが一般的です。漢字を用いる表記として「に就いて」がありますが、やや古風または硬い印象になりやすいため、通常の文章では「について」と書くのが自然です。

表記 意味・用法 現代での使われ方
について 話題・対象を示す標準的な表記です。 日常文、ビジネス文、説明文などで広く使われます。
に就いて 「〜に関して」という意味の漢字表記です。 現在はあまり一般的ではなく、やや硬い印象があります。
に付いて 「付く」の形として、物がくっつく・付属する意味で使われることがあります。 話題を示す「について」とは混同しないようにします。

たとえば「資料について説明する」は「資料に関して説明する」という意味ですが、「資料に付いている紙」は「資料にくっついている紙」という意味です。漢字にすると別の意味に見えやすいため、話題を表す場合はひらがな表記が無難です。

についてをわかりやすく言うと

「について」をわかりやすく言うと、「〜のことを話題にして」「〜に関することを」という意味です。

たとえば「新しい制度について話す」は、「新しい制度のことを話す」という意味です。「彼について知りたい」は、「彼に関することを知りたい」という意味になります。

やわらかく言えば「〜のこと」、少し改まって言えば「〜に関して」と考えると理解しやすい表現です。

についての使い方

「について」は、基本的に名詞や名詞句のあとに付けて使います。後ろには「話す」「考える」「調べる」「説明する」「質問する」「報告する」など、情報・意見・判断に関わる動詞が続くことが多くあります。

  • 名詞+について:例「計画について話す」「問題について考える」
  • 名詞+についての+名詞:例「制度についての資料」「安全についての意見」
  • 名詞+については:例「費用については後日連絡します」
  • 名詞+についても:例「日程についても確認してください」

文章で使うと、対象をはっきり示すため、説明文や報告文に向いた落ち着いた印象になります。一方で、会話では「〜のこと」のほうがやわらかく聞こえる場合もあります。

についてを使った例文

  • この計画について、明日の会議で詳しく説明します。
    「計画」を話題の対象として示している、仕事でよく使われる言い方です。
  • 旅行の日程について質問があります。
    質問の対象が「旅行の日程」であることをはっきり伝えています。
  • 彼女は環境問題について研究している。
    研究のテーマを示す使い方です。学習や調査の文脈にも合います。
  • その件については、まだ正式な連絡を受けていません。
    「その件」に話題を限定し、慎重に述べる表現です。
  • 子どもの安全について考える機会が増えた。
    考える対象を示しています。社会的な話題や家庭内の話にも使えます。
  • 新しい制度についての資料をメールで送ります。
    「についての」を使い、後ろの名詞「資料」を説明しています。
  • あの映画について語り始めると、彼はいつも熱くなる。
    日常会話で、話題の対象を示す自然な使い方です。
  • 自分の将来について、もう一度ゆっくり考えてみたい。
    抽象的なテーマにも使えます。人生や考えに関する話題にもなじみます。

についてと「に関して」の違い

「について」と「に関して」は、どちらも「〜を話題・対象にして」という意味で使えます。ただし、ニュアンスには少し違いがあります。

表現 意味 ニュアンス
について ある事柄を話題・対象として示す 日常会話から文章まで使いやすい中立的な表現 予定について話す
に関して ある事柄に関係する範囲を示す やや改まった表現で、ビジネス文書や説明文に多い 契約内容に関して確認する

迷ったときは、日常的で自然に聞こえる「について」を使うとよいでしょう。公式な通知や硬めの文書では「に関して」が合う場合があります。

なお、「に対して」は「相手や対象に向かって何かをする」という意味が強く、「について」とは別の働きをします。「先生について質問する」は先生を話題にして質問することですが、「先生に対して質問する」は先生に向けて質問することです。

についての類語・言い換え表現

「について」は、文脈によっていくつかの表現に言い換えられます。ただし、完全に同じ意味になるとは限らないため、場面に合わせて選ぶことが大切です。

  • 〜のこと:もっともやわらかい言い換えです。会話で自然に使えます。例「将来について考える」→「将来のことを考える」
  • 〜に関して:改まった言い方です。ビジネス文書、案内文、説明文で使いやすい表現です。
  • 〜に関する:名詞を修飾するときに使います。例「安全についての資料」→「安全に関する資料」
  • 〜をめぐって:議論・対立・動きがある話題に使われます。例「方針をめぐって意見が分かれる」
  • 〜にかかわる:ある事柄と深く関係するという意味です。重要性や影響の大きさを含むことがあります。
  • 〜にまつわる:話題に関連する出来事、逸話、背景などを述べるときに使います。

「について」には、はっきりした対義語はありません。反対に近い意味を表したい場合は、「〜とは関係なく」「〜を除いて」「〜から離れて」など、文脈に応じた表現を使います。

についてを使うときの注意点

「について」は便利な表現ですが、使い方を誤ると意味があいまいになったり、別の表現と混同したりすることがあります。

  • 動詞の普通形に直接付けない:通常は名詞や名詞句に付きます。「彼が来るについて話す」は不自然で、「彼が来ることについて話す」とします。
  • 「に対して」と混同しない:「相手に向けて」という意味なら「に対して」を使います。例「先生に対して質問する」。
  • 「に付いて」と書くと別の意味に見えやすい:付着・付属の意味と紛らわしいため、話題を示す場合はひらがなが自然です。
  • 範囲が広すぎると内容がぼやける:「仕事について」だけでは広すぎる場合があります。「勤務時間について」「仕事内容について」のように具体化すると伝わりやすくなります。
  • 文章で多用しすぎない:「〜について」が続くと単調になります。「〜の資料」「〜に関する説明」などに言い換えると読みやすくなります。

についての英語表現

「について」は英語では文脈により訳し分けます。一般的には about が使いやすく、改まった文書では regardingconcerning が使われます。

  • about:日常的な「〜について」。例「talk about the plan」
  • regarding:ビジネスメールなどで使われる「〜に関して」。
  • concerning:改まった「〜に関する」。やや硬い印象があります。
  • on:論文・講義・報告などの題目に使われることがあります。例「a report on education」

日本語の「について」は広く使える表現ですが、英語では文の種類や場面に合わせて選ぶ必要があります。

まとめ

「について」は、人・物事・内容などを話題や判断の対象として示す表現です。「計画について話す」「安全について考える」のように、何を扱うのかを明確にするときに使います。

現代ではひらがなの「について」が一般的で、「に就いて」はやや硬く古風な表記です。「に付いて」は付着や付属の意味に見えやすいため、話題を示す場合には通常使いません。

似た表現の「に関して」はより改まった言い方で、「について」は日常会話から文章まで幅広く使える中立的な表現です。使うときは、対象を具体的にし、「に対して」や「に付いて」と混同しないようにすると、意味が伝わりやすくなります。

関連語

  • に関して
  • に関する
  • に対して
  • のこと
  • をめぐって
  • にかかわる
  • にまつわる
  • 話題
  • 対象
  • 主題

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