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閉じるの意味
「閉じる(とじる)」とは「開いているもの・広がっているもの・続いているものを、開かない状態や終わった状態にすること」を意味する言葉です。
基本的には、ドア・本・目・口・傘など、開いているものを合わせたり、ふさいだりする場合に使います。たとえば「本を閉じる」は、開いていた本をたたんで読まない状態にすることです。
また、「会議を閉じる」「店を閉じる」「物語が幕を閉じる」のように、行事・営業・話などを終わらせる意味でも使われます。物理的な動作だけでなく、活動や時間の区切りを表す言葉でもあります。
閉じるの読み方
「閉じる」の読み方は「とじる」です。
漢字の「閉」には、「とじる」「しめる」「ふさぐ」「外へ通じないようにする」といった意味があります。「閉じる」は、開いた状態から閉まった状態へ移る、またはその状態にすることを表す動詞です。
なお、「閉じる」は他動詞として「本を閉じる」のように使うほか、自動詞的に「花が閉じる」「傷口が閉じる」のようにも使われます。
閉じるをわかりやすく言うと
「閉じる」をわかりやすく言うと、「開いているものをしまう」「広がっているものを合わせる」「続いていたものを終わらせる」という意味です。
具体的には、「目を閉じる」は目を開けない状態にすること、「傘を閉じる」は広がっていた傘をたたむこと、「会を閉じる」は会を終わりにすることです。
日常的な動作にも、文章で使う改まった表現にも使える言葉です。やわらかく自然な表現として使える一方、「幕を閉じる」のように使うと、物事の終わりを少し文学的に表すこともできます。
閉じるの使い方
「閉じる」は、何を対象にするかによって少し意味合いが変わります。物を閉じる場合は「開いている状態をやめる」意味になり、行事や話を閉じる場合は「終わらせる」意味になります。
| 使い方 | 意味・ニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| 物を閉じる | 開いているものを合わせる、たたむ | 本を閉じる、傘を閉じる |
| 体の一部を閉じる | 開いている部分を開かない状態にする | 目を閉じる、口を閉じる |
| 画面やデータを閉じる | 表示や作業を終了する | アプリを閉じる、ファイルを閉じる |
| 会や話を閉じる | 続いていたものを終わりにする | 会議を閉じる、議論を閉じる |
| 比喩的に使う | 時代・物語・人生の一区切りを表す | 幕を閉じる、歴史に幕を閉じる |
文章で使う場合、「閉じる」は「閉める」よりも少し幅広く、静かに終わる・きちんと区切るという印象を持つことがあります。たとえば「本を閉じる」は自然ですが、「本を閉める」とは普通言いません。
閉じるを使った例文
- 読み終えた本を閉じて、しばらく内容を思い返した。
本やノートなど、開いているものをたたむ意味で使っています。 - まぶしい光を避けるために、彼女は静かに目を閉じた。
体の一部を開かない状態にする使い方です。 - 雨が上がったので、駅の前で傘を閉じた。
広がっていたものをたたむ意味を表しています。 - 作業が終わったら、保存してからファイルを閉じてください。
パソコンやスマートフォンの画面・データの操作で使う例です。 - 司会者は参加者に礼を述べて、会を閉じた。
行事や集まりを終わりにする、改まった表現です。 - 長く続いた議論は、結論を出せないまま閉じられた。
話し合いを終了させる意味で、やや硬い文章にも使えます。 - その映画は、主人公が故郷へ帰る場面で幕を閉じる。
物語や出来事の終わりを比喩的に表す使い方です。 - 花は夕方になると少しずつ閉じる。
人が動作をするのではなく、自然に開かない状態になる場合にも使えます。
閉じると「閉める」の違い
「閉じる」と混同されやすい言葉に「閉める(しめる)」があります。どちらも「開いているものを開かない状態にする」という点では似ていますが、使える対象やニュアンスが異なります。
| 言葉 | 主な意味 | 使いやすい対象 | 例 |
|---|---|---|---|
| 閉じる | 開いているものを合わせる、たたむ、終わらせる | 本、目、口、傘、会議、物語、画面 | 本を閉じる、会を閉じる |
| 閉める | 出入口や開口部をふさぐ、営業を終える | ドア、窓、店、ふた、門、引き出し | ドアを閉める、店を閉める |
たとえば「ドアを閉じる」も意味は通じますが、日常会話では「ドアを閉める」のほうが自然です。一方、「目を閉める」も聞かれることはありますが、一般的には「目を閉じる」が標準的です。
また、「店を閉める」はその日の営業を終える意味でよく使います。「店を閉じる」は文脈によって、営業を終えるだけでなく、廃業する・店をたたむという重い意味に受け取られることがあります。
閉じるの類語・言い換え表現
「閉じる」は対象が広いため、場面に応じて別の言葉に言い換えると、より自然な表現になります。
| 類語・言い換え | 意味・ニュアンス | 使い分けの例 |
|---|---|---|
| 閉める | 戸・窓・店などを開いていない状態にする | 窓を閉める、店を閉める |
| ふさぐ | 穴・口・通路などを通れない状態にする | 穴をふさぐ、道をふさぐ |
| たたむ | 広げていたものを折り重ねて小さくする | 傘をたたむ、地図をたたむ |
| 終える | 続いていた行動や時間を終わりにする | 会議を終える、作業を終える |
| 閉鎖する | 施設・場所・制度などを使えない状態にする。やや硬い表現 | 施設を閉鎖する、道路を閉鎖する |
| 閉ざす | 外とのつながりを断つ、心や口を開かない状態にする。やや強い表現 | 心を閉ざす、口を閉ざす |
反対に近い言葉は「開く」「開ける」です。「本を閉じる」の反対は「本を開く」、「ドアを閉める」の反対は「ドアを開ける」のように、対象によって自然な言い方が変わります。
閉じるを使うときの注意点
「閉じる」は便利な言葉ですが、すべての場面で自然に使えるわけではありません。対象に合った言葉を選ぶことが大切です。
- ドアや窓には「閉める」が自然なことが多い
「ドアを閉じる」も意味は通じますが、日常会話では「ドアを閉める」「窓を閉める」のほうが一般的です。 - 「鍵を閉じる」は普通は言わない
鍵については「鍵を閉める」「鍵をかける」が自然です。「鍵を閉じる」は不自然に聞こえやすい表現です。 - 「店を閉じる」は重い意味になることがある
その日の営業終了なら「店を閉める」が自然です。「店を閉じる」は、廃業や長期休業のように受け取られる場合があります。 - 「口を閉じる」と「口を閉ざす」は印象が違う
「口を閉じる」は物理的に口を閉める意味が中心です。「口を閉ざす」は、話すことを拒む、黙り込むという心理的な意味が強くなります。 - パソコンの「閉じる」は削除ではない
「ファイルを閉じる」「アプリを閉じる」は、表示や作業を終了する意味です。データを消す「削除」とは異なります。
文章で使うときは、「何を閉じるのか」をはっきりさせると意味が伝わりやすくなります。特に「店」「会」「議論」「幕」などは、文脈によって終了の程度が変わるため注意が必要です。
まとめ
「閉じる」は、開いているものや続いているものを、開かない状態・終わった状態にすることを表す言葉です。読み方は「とじる」です。
本・目・口・傘・ファイルのような具体的なものにも、会議・議論・物語のような抽象的なものにも使えます。文章では、「幕を閉じる」のように、物事の終わりを落ち着いた印象で表すこともできます。
似た言葉の「閉める」は、ドア・窓・店などに使うことが多く、「閉じる」より対象が限られます。「本を閉じる」「目を閉じる」は自然ですが、「本を閉める」「鍵を閉じる」は不自然になりやすいので、対象に合わせて使い分けることが大切です。
関連語
- 閉める
- 開く
- 開ける
- ふさぐ
- たたむ
- 終える
- 閉鎖する
- 閉ざす
- 幕を閉じる
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