時報の意味とは?使い方・例文・類語との違いをわかりやすく解説

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時報の意味

「時報(じほう)」とは「一定の時刻になったことや現在の正確な時刻を、音・放送・信号などで知らせるもの」のことです。

たとえば、ラジオやテレビで正午を知らせる音、電話などで現在時刻を案内する音声、時計や施設の放送で「〇時です」と知らせる合図などが「時報」にあたります。

日常では「時報が鳴る」「正午の時報」「時報を聞く」のように使われます。単に時刻そのものを指すのではなく、「時刻を知らせる合図・放送・音声」という点が大切です。

時報の読み方

時報の読み方は「じほう」です。

「時」は「とき」「時間」、「報」は「知らせる」「報告する」という意味を持ちます。つまり、漢字の成り立ちから見ても、時報は「時を知らせるもの」という意味合いの言葉です。

時報をわかりやすく言うと

時報をわかりやすく言うと、「今が何時かを知らせる合図」です。

たとえば、正午になると流れる「ポーン」という音、放送で「12時をお知らせします」と伝える声、時計から鳴る時刻の合図などが近い例です。時報は、聞いた人が「今ちょうど何時になった」とわかるようにする役割を持っています。

ただし、目覚まし時計のアラームのように、個人が設定した予定を知らせる音は、ふつう「時報」とは区別されます。時報は、特定の人の予定ではなく、時刻そのものを知らせる合図として使われる言葉です。

時報の使い方

時報は、音・放送・信号によって時刻を知らせる場面で使います。日常会話でも文章でも使えますが、やや落ち着いた、客観的な響きがあります。

よく使われる形

  • 時報が鳴る
  • 時報を聞く
  • 正午の時報
  • 〇時の時報
  • ラジオの時報
  • 時報に合わせる
  • 時報とともに始まる

文章で使う場合は、「時報が鳴った」「時報が正午を告げた」のように、時刻の区切りを示す表現としてよく使われます。小説や随筆などでは、場面転換や時間の経過を印象づける言葉としても使えます。

一方で、会話では「チャイムが鳴った」「アラームが鳴った」と言うほうが自然な場面もあります。学校や職場の開始・終了を知らせる音は「チャイム」、個人が設定した通知音は「アラーム」と言うのが一般的です。

時報を使った例文

  • 正午の時報が鳴ると、広場にいた人たちは一斉に時計を見た。
    「正午の時報」のように、決まった時刻を知らせる合図として使う例です。
  • ラジオの時報を聞いて、会議の開始時刻が近いことに気づいた。
    放送を通じて時刻を知る場面で使われています。
  • 時報に合わせて、古い柱時計の針を少し進めた。
    正確な時刻の基準として時報を利用する使い方です。
  • 午後三時の時報と同時に、工場の休憩時間が終わった。
    時報が作業や生活の区切りを示す役割を持つ例です。
  • 遠くで時報の音が聞こえ、町がゆっくり夕方へ移っていくように感じた。
    文章表現では、時間の経過や場面の雰囲気を表すためにも使えます。
  • 彼は毎朝、時報が流れる前に机に向かうことを習慣にしている。
    「時報が流れる」の形で、放送や音声による合図を表しています。
  • 駅の時計は、時報と比べると一分ほど遅れていた。
    時報を正確な時刻の目安として扱う例です。
  • その鐘の音は、村の人々にとって一日の始まりを告げる時報のようなものだった。
    厳密な時報ではなく、比喩的に「時刻や区切りを知らせる合図」の意味で使っています。

時報と報時の違い

時報とよく似た言葉に「報時(ほうじ)」があります。どちらも時刻を知らせることに関係しますが、使われる場面とニュアンスが少し違います。

言葉 意味 使い方の特徴
時報 時刻を知らせる音・放送・信号など 日常語として使いやすい。「時報が鳴る」「時報を聞く」など。
報時 時刻を知らせること、またその機能 やや専門的・説明的。「報時機能」「報時装置」などで使われやすい。

簡単に言えば、耳で聞く合図や放送そのものを指すなら「時報」が自然です。一方、時計や装置の機能として「時刻を知らせること」を説明する場合は「報時」が使われることがあります。

日常会話では「報時」よりも「時報」のほうが一般的です。「正午の報時が鳴った」よりも、「正午の時報が鳴った」のほうが自然に聞こえます。

時報の類語・言い換え表現

時報には、場面によって近い意味で使える言葉があります。ただし、それぞれ表す範囲が異なるため、完全に同じ意味ではありません。

類語・言い換え 意味・ニュアンス 使い分け
時刻案内 現在の時刻を音声などで案内すること サービスや案内として説明する場合に使いやすい。
報時 時刻を知らせること 装置や機能の説明で使われやすい。
チャイム 学校・職場・施設などで鳴る合図の音 授業や勤務の開始・終了を知らせる音には「チャイム」が自然。
合図 何かを知らせるためのしるしや音 時刻に限らず広く使える一般的な言葉。
アラーム 設定した時刻や注意すべき状態を知らせる音 個人の予定や警告を知らせる場合に使う。
時刻や行事を知らせるために鳴らされる音 寺院・教会・学校など、実際の鐘の音を指す場合に使う。

また、英語で近い表現をするなら、放送や信号としての時報は「time signal」、時刻を知らせる案内は「time announcement」と表せます。ただし、文脈によって自然な訳は変わります。

時報を使うときの注意点

時報を使うときは、「時刻そのもの」と「時刻を知らせる合図」を混同しないことが大切です。

「時刻」と同じ意味ではない

「今の時報は12時です」という言い方は、意味が伝わる場合もありますが、正確には少し不自然です。時報は時刻そのものではなく、時刻を知らせる音や放送を指します。自然に言うなら「時報で12時を知った」「12時の時報が鳴った」のようにします。

個人の通知音には使わないことが多い

スマートフォンの通知音や目覚ましの音は、一般には「通知音」「アラーム」と言います。毎正時に時刻を知らせる設定であれば「時報のように鳴る」と表現できますが、単なる予定通知を「時報」と呼ぶと不自然になることがあります。

「市報」との書き間違いに注意

同じ読み方の言葉に「市報(しほう)」があります。市報は、市役所などが住民向けに発行する広報紙を指す言葉です。「時報」は時刻を知らせる合図、「市報」は市の広報という意味なので、文章では漢字を取り違えないように注意が必要です。

はっきりした対義語はない

時報には、はっきりした対義語はありません。反対に近い考え方をあえて挙げるなら、「無音」「知らせない状態」などですが、定着した対義語として使われるものではありません。

まとめ

時報は、「一定の時刻や現在の正確な時刻を、音・放送・信号などで知らせるもの」を意味する言葉です。読み方は「じほう」です。

日常では「時報が鳴る」「正午の時報」「時報を聞く」のように使います。文章では、時間の区切りや場面の変化を示す表現としても役立ちます。

似た言葉の「報時」は、時刻を知らせる行為や機能を指すやや専門的な表現です。また、「チャイム」「アラーム」「合図」なども近い場面で使われますが、時報は特に「時刻を知らせる」という点に特徴があります。

関連語

  • 報時
  • 時刻
  • 正時
  • 時刻案内
  • 時計
  • チャイム
  • アラーム
  • 合図
  • 標準時
  • 放送

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